おすすめするウルトラセブンの良回
99%Gameのかけじくです。
「ウルトラセブン」をご存知ですか?
まあ、ほとんどの方が知っていると思います。
ウルトラセブンは、昭和42年10月〜昭和43年9月まで、毎週日曜日に放送されていた特撮番組です。
前作「ウルトラマン」は「怪獣」がテーマだったのに対し、
「ウルトラセブン」は「侵略宇宙人」がメインテーマとなっています。
自然現象などで出現する怪獣とは違い、宇宙人の場合は、知的で、巧みな計画や戦術を駆使して事件を巻き起こしたりします。
そのため、「ウルトラセブン」は、少し大人向けであり、ウルトラシリーズの中でも際立って異色な作品でもあります。
本来子供向けのヒーロー番組であるにも関わらず、何かと考えさせられたり、時代背景を訴えるような回がいくつもあり、ファンの間からは、不朽の名作として名高い評価を得ています。
ちなみに、「ウルトラマンセブン」ではありません。
よく間違えられますが。
前置きが長くなりましたが、そんな「ウルトラセブン」の回の中でもおすすめしたいものを3つご紹介します。
ウルトラセブンの有名な敵といえば、
「エレキング」
「メトロン星人」
「キングジョー」
などがよく挙がりますが、今回ご紹介するのは特にマイナーな敵が登場する回ばかりです。
※本文には強いネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
・47話 あなたはだぁれ?
脚本:上原正三
監督:安藤達己
登場する敵:集団宇宙人 フック星人
あらすじ
「午前2時、酔って帰宅したサトウは、自身の住む団地の部屋のドアをノックする。
しかし家から出てきた妻のトシエからは『どちら様ですか?』と言われる。
トシエだけでなく、息子のイチロウ、向かいのヤマダ、普段あいさつを交わす団地のお巡りさん、自治委員のハヤシまでもが、サトウのことを知らないという。
その夜、1人取り残されたサトウは、何者かにさらわれてしまう…。
実はこの団地は、フック星人によって、本物の団地と入れ替わった宇宙人団地であり、夜しか行動しないフック星人は、夜な夜な侵略計画を進めていたのだ。」
この回は、他の回と比べて一風変わった雰囲気があります。
今まで使用していなかったBGMが使用されていたり、戦闘シーンがサイケデリックであったりします。
実は、この回は最終回の1つ前の回であり、前の46話まで見ていただくと、少し雰囲気が違うのが分かると思います。
ちなみに、サトウ役の小林昭二さんは、前作「ウルトラマン」のムラマツキャップを演じた方であり、エピローグのサトウとキリヤマ隊長のツーショットは、まさにウルトラ隊長のツーショットでもあり、貴重なシーンでもあります。
・33話 侵略する死者たち
脚本:上原正三
監督:円谷一
登場する敵:蘇生怪人 シャドウマン
あらすじ
「地球防衛軍基地周辺をパトロールしていたフルハシ隊員とアマギ隊員は、いきなり道路に飛び出してきた黒服の男をはねてしまう。
基地のメディカルセンターに運ぶと、その男は急にフルハシ隊員に襲いかかる。
メディカルセンター内には、既に同じ手口で運ばれてきた複数の死んだ男たちがいた。
夜、死体から影のようなもの(シャドウマン)が飛び出し、基地内を徘徊する。
そして、その影は機密書類庫から、各国の地球防衛軍の情報が明記されたマイクロフィルムを盗み出してしまう…。
そのシャドウマンたちは、謎の宇宙人によって遠隔操作され、地球侵略のために防衛軍基地の情報を得ようとしていたのだ。」
メインとなる敵が「死体」という、ウルトラセブンの中でも最も怖い回といってもよいでしょう。
不気味なのは、その「謎の宇宙人」が結局誰なのかが分からなかったということです。
その宇宙人は、宇宙船もろともセブンに倒されますが、最後まで姿を見せることはなかったのです。
脚本の準原稿には、「ユーリー星人」という名前があったそうなのですが、おそらく何らかの理由で登場しなくなったのでしょう。
まあ、「宇宙人の正体が謎」の方が逆にこのミステリーな回にとっては良かったのかもしれません。
・43話 第四惑星の悪夢
脚本:川崎高、上原正三
監督:実相寺昭雄
登場する敵:ロボット長官、ロボット署長
あらすじ
「長距離用宇宙ロケット『スコーピオン号』のテストパイロットとなったダン隊員(ウルトラセブン)とソガ隊員は、自動操縦の下宇宙へ飛ぶ。
しかし、故障でないにも関わらず、スコーピオン号は勝手に軌道を外れてしまう。
目が覚めた2人は、外を見ると、普段の地球と同じような風景を目にする。
地球防衛軍に回収されたと勘ぐり、連絡を取ろうとするが、繋がらない…。
2人が辿り着いたのは地球ではなく、地球から120億キロほど離れた『第四惑星』であった。
この星の住人は、自分たちが作ったロボットによって支配され、ロボットに逆らおうとする者は次々と殺されてしまう。
奴隷となる住人が向こう500年の間に滅亡する危機にある第四惑星では、ロボットたちによる地球の植民地化の計画が進められていたのだ。」
SF系でよくある、「ロボットが人間に反乱を起こす」回です。
同じウルトラシリーズにも似た回があり、ウルトラマンレオ24話「美しいおとめ座の少女」がそれです。
ロボットが優れたものになればなるほど、人間の働く時間が減り、やがて怠け者になってしまうという当時の高度経済成長の科学万能主義の批判を兼ねた作品なのかもしれません。
この回は、全く怪獣や宇宙人(着ぐるみ)が登場しない回の1つであり、よりドラマ色が強いイメージがあります。
登場人物で最も印象深かったのは、ロボット署長であり、何やらアメのようなものを延々と噛んだり転がしたりして、「コカッ、コロッ」という音を立てています。
いかがでしたでしょうか。
当然、この3つにとどまらず、ウルトラセブンは面白い回がいくつもあるので、興味のある方は是非見てみてください。
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